アプリ広告とは、スマートフォンやタブレット内のアプリケーション上に掲載するディスプレイ広告や動画広告のことです。特に近年普及し続けているスマートフォンにおいて、さらにアプリ広告の需要は高まります。

しかし、アプリ広告を運用したいものの、どのような特徴があるのか、料金はいくらくらいになるのか、わからないという方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、企業のデジタル広告を担当される方に向けて、アプリ広告における種類やメリット・デメリットなどを解説します。課金方式についても解説するので、ぜひ広告運用に役立ててください。

アプリ広告とは

アプリ広告では、主にディスプレイ広告や動画広告を掲載します。名前の通りアプリケーション上に掲載する広告となっています。

低い費用から始められ、多くのユーザーからの注目を集められる特徴をもちます。また、無料アプリにも出稿して収益を得られます。そのため、大手企業から個人まで、幅広い広告主がアプリ広告を出稿しています。

2007年からスマートフォンが一般ユーザーの手に届くようになり、アプリケーションが開発されるようになりました。それは年々増し続け、2017年にはとうとうPCを上回る勢いにまで成長しました。

同時に、アプリケーション上での広告が注目されるようになります。現在では国内のほとんどの人々がスマートフォンユーザーです。そのため、アプリ広告の需要は高まる一方です。

アプリ広告の4つの種類

アプリ広告の種類は多数存在します。一見、どれも同じように見えるものもありますが、広告1つ1つが分類されています。そのため、手法や効果、さらには課金方式なども異なります。アプリ広告の種類を知ることで、ユーザーに適切な広告を掲載できるでしょう。

今回解説するのは「バナー広告」「アイコン広告」「全画面広告」「オファーウォール広告」の4つです。どれもアプリ広告では代表的な広告ばかりです。ぜひ種類ごとの特徴を理解して、今後のマーケティングにお役立てください。

バナー広告

アプリケーションを起動している際に、画面の上部または下部に掲載される広告です。テキスト、画像、動画と、あらゆる広告を掲載枠内に表示できます。アプリケーションの最初から最後まで、あらゆる場所に表示されます。そのため、潜在ユーザーへの認知を目的としたアプローチも可能です。

注意したいことは、広告の品質です。全ての広告に適応しますが、媒体元やランディングページなどの関連性を低下させるような広告は、高いリスクを伴います。

なぜなら、掲載の費用が高くなったり、広告そのものが表示されなかったりするからです。アプリ広告ではアプリケーションそのものとの関連性が該当します。品質を損ねないバナー広告を目指して作成しましょう。

アイコン広告

アイコン広告は、バナー広告よりもさらに小さなアイコン画像を表示する広告です。

2013年にバナー広告のデメリットであった煩わしさを配慮して作られた広告であり、大きさが特徴で、小さいことを活かした掲載が可能です。

アイコン広告のメリット

アイコン広告のメリットは、画面を占める掲載枠の割合が小さいことです。どこにでも表示できるため、画面のわずかな隙間にも有効活用が可能です。

また、一見アプリケーション上のアイコンと区別がつかなくなる程まで馴染むため、広告の品質を保つことができます。画面に複数を並べたり、バナー広告と併用したりすることで成果を向上させます。

アイコン広告のデメリット

一方デメリットとしては、広告が小さいために訴求力が弱いことです。広告から得られる情報が少ないため、クリック率とコンバージョン率が低い傾向です。

全画面広告

全画面広告は、デバイスの全画面に表示される広告です。アプリケーション起動中の画面切り替え時など、区間ごとに広告が表示されます。アイコン広告とは逆に、全画面表示が大きな特徴です。

全画面広告のメリットは強い訴求力です。画面の全てに広告を表示するため、強いインパクトがユーザーに残ります。

例えば、ゲームアプリケーションであればゲームの読み込み時間、つまり一息付くような時間を狙ってアプローチするため、ユーザーの認知に効果的です。日本ではバナー広告と比べて未だに普及率が低いですが、海外では多用される広告となりました。

注意することは表示の頻度です。あまりに広告の表示が頻発すると、広告の品質を下げる恐れがあります。表示の頻度やタイミングに気をつけて掲載しましょう。

オファーウォール広告

オファーウォール広告は、アプリケーション内に「おすすめ」などと表示したバナーやアイコンを設置し、その誘導先に広告が設置される仕組みの広告です。

アイコン広告と同様に、アプリケーション画面に馴染んで設置ができます。遷移先の広告も多数用意されているため、ユーザーが感じる嫌悪感が低いことも特徴です。

メリットはユーザーとのエンゲージメントが高いことです。遷移先の商材をユーザーが選択し、決定するため、長期的なリテンション率の向上が期待できます。

デメリットは、他の広告に比べてアクションまでの難易度が高いことです。一度「おすすめ」を選択し、さらに遷移先でアクションが得られなければなりません。そのため、成果報酬型広告ではアクションまでの工夫が求められます。

アプリ広告のメリット・デメリット

アプリ広告のメリットは「広告を視認しやすい」「継続した収益化が可能」の2つです。逆に、デメリットは「アプリケーションの評価を下げる要因になる」です。

一言に「アプリ広告」と言っても、その種類は多岐にわたります。さまざまな手法があるため、その分大きなメリットを得られます。アプリ広告のメリットを理解することで、高い費用対効果の運用が可能です。合わせてデメリットも解説します。デメリットも理解することで、事前にリスクを回避できます。

アプリ広告のメリット

アプリ広告には、以下のメリットがあります。

広告を視認しやすい

アプリ広告の手法は非常に多く、その分だけ広告の掲載場所も多くなります。画面上下にはバナー広告、隙間にはアイコン広告、画面の切り替えには全画面広告といったように、あらゆる場所に掲載が可能です。また、ユーザーは主にスマートフォンを見ることと想定されており、ひと目で広告が視認できます。

継続した収益化が可能

無料アプリケーションが非常に多く、ユーザーが使用し続ける限り継続して収益を得られます。主なジャンルとして、ライフスタイルやゲームなどのアプリケーションは使用率が高い傾向です。そのため、アプリケーションと広告の関連性が高まると、より多くの収益を見込めます。

アプリ広告のデメリット

アプリ広告の表示頻度、内容などに応じて、ユーザーから受けるアプリケーションの評価が変化します。関連性の高い広告は好まれ、低い広告は嫌われます。ゲームやコミックのような、展開にテンポが求められる場合には広告表示が邪魔になることもあるでしょう。

アプリケーションの評価の下落は開発者や配信元だけではなく、広告主にもデメリットです。評価が下がるということは、ユーザーがアプリケーションそのものをインストールしなくなり、離脱にも繋がるからです。

運用のコツとしても覚えておきたいことは、「ユーザー目線で広告を作成する」ことです。ユーザーが嫌悪感を抱いてしまう広告を避け、ユーザーの利便性を考えた広告にすることが大切です。

アプリ広告の課金方式

アプリ広告の課金方式を解説します。主に「クリック課金型広告」「インプレッション課金型広告」「成果報報酬型広告」の3種類です。

それぞれの課金方式によって目的となるコンバージョンが異なります。そのため、コンバージョンに繋げるための工夫が求められます。また、収益率や費用も異なるため、今後のマーケティング施策の1つとして、それぞれの課金方式を理解しましょう。

クリック課金型広告

クリック課金型広告は、遷移先のWebサイトやアプリストアに誘導することが目的です。広告がユーザーにクリックされるたびに費用が発生します。クリックされなければ費用が発生しないため、無駄なく運用できます。

アプリ広告において、誤タップによるクリック数の増加が懸念されます。クリック数の増加は広告主にメリットがあると思われがちで、現在は多数の誤タップ狙いの広告が点在します。

しかし長い目で見た場合、アプリケーションだけでなくブランドイメージも悪化させてしまうでしょう。今後さらに対策が講じられる可能性が高いと予想されています。

インプレッション課金型広告

インプレッション課金型広告はユーザーへの認知拡大が目的です。一定数の広告の表示に費用が発生する仕組みで、一定額の予算で運用したいときに効果的でしょう。表示することがコンバージョンであるため、単価は低いですが簡単に収益が得られます。

アプリ広告において、バナー広告やアイコン広告がこの課金型に優れています。画面に多くの掲載枠をもつため、1画面で多くの閲覧数を得られます。

成果報酬型広告

成果報酬型広告はユーザーが商材を購入したり、アプリケーションのインストールなどの成果に応じて変動します。

成果が得られた際の広告費用は高いですが、販売する商材が高いほど報酬が高い特徴をもちます。そのため、コンバージョンに繋げるための工夫に費用をかけられます。

上手く運用に成功すれば、大きな収益が期待できる課金型です。

まとめ

アプリ広告はアプリケーション上に掲載するディスプレイ広告、動画広告の総称です。バナー状やアイコン状の広告が存在し、あらゆる手法でアプローチできます。それぞれメリット・デメリットと課金方式の相性を知ることで効果的に運用ができます。

アプリ広告の種類からメリット・デメリットまで、その課金方式を理解して、高い費用対効果の運用を目指しましょう。