リアル店舗と同様、どんなECショップにも「ショップ名」があるもの。個人的に思い入れのある名前をECショップにつけている人もいれば、あまり深く考えずに命名した人もいるかもしれません。

でも、そのどちらも実はECショップの売上アップという観点から見るとNG。ショップ名の付け方、そして扱い方によって、ECショップの売上が変わる可能性があります。今回の記事では、ショップ名の決め方とその際に注意すべきポイントについて紹介します。

なぜ、ECにおいてショップ名が大切なのか

この記事を読んでいる方の中には、「どうしてそこまでショップ名を気にする必要があるのか。重要なのはショップ名ではなく、販売する商品やサイトのデザイン、運営のやり方ではないのか」と思われる方もいるかもしれません。「リアル店舗の場合だって、ショップ名がいいからお客さんがたくさん来るわけじゃないだろう。私だって2、3回行ったことがある飲み屋の名前なんて覚えてないし……」と。

確かに、リアル店舗の場合ならショップ名をそこまで神経質に考えなくてもよいかもしれません。多少覚えにくい名前でも繁盛する可能性はあります。しかし、実はリアル店舗とECショップとではショップ名の持つ意味の大きさが全く違います。なぜでしょうか。

リアル店舗、たとえば飲食店やアパレルショップの場合、ショップ名を忘れたとしても「場所」はある程度覚えているものです。一年前に一度行ったきりの居酒屋さんの名前を正確に覚えている人は少ないかもしれませんが、「ああ、あのときの忘年会は〇〇駅の近くのあのあたりで開いたね」といったことなら覚えている人が多いのではないでしょうか。つまり、リアル店舗の場合は、ショップ名を覚えていない顧客でもその気になればもう一度訪れることが可能なわけです。

一方、ECショップの場合、一度買い物をした後にショップ名を忘れてしまうと、同じショップに再び検索してたどり着くのは至難の業。ショップ名を忘れてしまったユーザーはたいていの場合同じショップに行くのをあきらめ、今ほしい商品の名前やジャンルで検索をかけて商品を探すことになります。こうなると、ECショップ側としてはせっかく一度購入してくれたユーザーをみすみす逃してしまいます。

ECショップの名前を覚えてもらうためには?

今お伝えしたような理由から、ECビジネスにおいて「ショップ名を覚えてもらうこと」はショップの成功に不可欠ということがわかるでしょう。では、いったいどんなショップ名なら覚えてもらえるのでしょうか。ショップ名の決め方とポイントについて考えてみましょう。

1.読みやすいか

まず、基本中の基本は「読めるショップ名であること」。「何を当たり前のことを……」と思われるかもしれませんが、意外になじみのないフランス語やイタリア語をショップ名に採用していて「読み方がわからない」というECショップは少なくないものです。簡単な英単語なら大抵の人は問題なく読めるのでOKと言いたいところですが、やはり普通の日本人にとってアルファベットは読みやすいものではありません。英語のショップ名にする場合にも、できればアルファベットではなくカタカナ表記にするほうがよいでしょう。

2.長すぎないか

難しくない言葉であっても長い名前は覚えにくいもの。ショップ名は短いに越したことはありません。目安としては7文字ぐらいまでに抑えるのが理想です。

ここまでのポイントを押さえておけば「一度見ただけでは絶対に覚えられない」というショップ名は避けられると思いますが、できればもう一歩「覚えてもらいやすいショップ名」に近づきたいところ。ショップ運営者の腕の見せ所となりますが、わかりやすいポイントを一つ挙げるなら「商材の名前が入ったショップ名」は覚えやすくて良いでしょう。たとえば生花を扱う「ゲキハナ」さんなどは、ズバリ「花」がショップ名に入っているので良い例といえます。

ショップ名を決めた後にすべきこと

せっかく覚えてもらいやすいショップ名を決めたのなら、覚えてもらうまでしつこくアピールすることも忘れてはいけません。現代人は毎日膨大な情報に接していますから、一度目にしただけの新しい単語はどんどん忘れてしまいます。何度も繰り返し目にするということは、記憶するための一番シンプルで効果的な方法です。

ですので、ショップ名はショップの看板やショップ名欄はもちろん、商品名や商品説明文、フッターやサイトナビゲーション、さらには納品書や配送伝票、段ボール、受注メール、サンクスメール、メルマガ、もしもあるなら実店舗に至るまで、あらゆる場所に表記しておきましょう。「ちょっとくどいのでは?」と感じるぐらいにアピールしておかないと、すぐに忘れられてしまいます。

まとめ

今回の記事では効果的なショップ名の決め方のポイントと、ショップ名のアピール方法についてお伝えしました。「これから新しいショップを立ち上げたい」という方はもちろん、「売上改善に向けてショップをリニューアルしたい」という方も、ぜひご参考にしてみてください。